校長室
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挨拶

令和4年4月  校長 山﨑正義

 本校は「さとく、たゆまず、たくましく」の校訓のもと、生徒一人ひとりの「よさ」を伸ばし、次代をたくましく生き抜くための学力と規範意識を身に付けた生徒を育成しています。

 そして、次の3点を重点目標に掲げて教育活動を行っております。

1 生徒一人ひとりに見合った学習環境を提供し、基礎学力を確実に向上させ、自ら考え、判断
  し、表現する力につなげる
2 生徒一人ひとりの資質を把握し、個々に目標・目的を持たせ、規律ある学校生活を送らせる
3 積極的な広報活動を行うとともに、保護者・地域・関係諸機関との連携を強化する


 今年度、本校は創立41年目を迎えました。
 宮代町唯一の高等学校として町内をフィールドにした教育活動を実践し、宮代町商工会とともに「埼玉県キャリア教育実践アワード」奨励賞を頂きました。コロナ禍の中、十分注意をしながら、地域の学習ボランティアやスポーツ指導、町や自治会イベント、町役場や商工会との連携事業等、可能な機会を通じて、社会に積極的に関わろうとする人財育成につながっています。

 これは、日常生活の様々な場面で学びにつなげています。図書館や郷土資料館などの社会教育施設、町のお祭りやボランティアを通した体験活動など、年齢を問わず多彩。そして、地域の方々との連携・協働では、学校も社会教育施設のひとつです。このことは、「社会に開かれた教育課程」の実現として、いま学校教育に求められていることであり、探究学習を深めて非認知能力の育成につながる大事な視点です。


 また、今年度、校内に春日部特別支援学校の高等部の分校が開校しました。普通教室棟3階のフロアに分校の主な教室が設置されています。分校と宮代高校とはカリキュラムが違うので、一緒に授業を受けるという事はありませんが、選択授業、総合学習や学校行事で一緒に体験的な活動ができるとよい、と考えています。

 これは、障害のある、なしに関わらず目的をもって一緒に学ぶ、インクルーシブ教育システムの実施につながるものです。今の教育に求められている重要なことです。

 パラリンピックの目標に「共生社会」の理念がありました。障害がある、なしにかかわらず、女の人も男の人も、お年寄りも若い人も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいます。

 この「共生社会」で暮らしていく私達にとって、特別支援学校の分校が、開校したということは、大変貴重な機会となるものです。今後、一緒に学ぶ機会に期待しています。

 

 コロナ禍3年目。感染拡大防止につとめながら、学校行事も可能なことに全力で取り組んでいます。本校の教育活動について、ホームページを通して発信していきますので、どうぞご覧ください。

 

校長室より

校長より

11/10 就職内定者集会(校長講話)

 みなさん、こんにちは、今日は「就職者内定集会」です。内定おめでとうございます。
 まずは、就職活動よくやったな、と自分を褒めてあげましょう。就職活動とは、自分を見つめること。そして面接は、これまでの自分を売り込むこと。自分のことを考える時間になりました。自分を客観的にみつめること(メタ認知)は大切な力です。
 そして面接練習もよくやりましたね。


 さて、今日は、3つ話します。
●1つめ
 前回9/13、就職試験の出陣式に、お話したことを覚えていますか。
 ひとつは、ある社長のお話しです。どんな仕事も面白くもできるし、つまらなくもできる。あまり苦労したくないのなら、何をやっても面白くない。苦労どんとこいなら、大抵の仕事は面白い。

 新人で入社したら、知らないことだらけです。仕事を覚えて、一人前になるまでには苦労がつきもの。苦労をする覚悟は、大事ですよ。苦労して覚えた仕事は、役に立ち、面白くて、やりがいのあるものとなります。

 もうひとつは、指導してもらった先生方に、感謝の気持ちを忘れずに、ということ。感謝の気持ちは、「ありがとう」という言葉にして、自分にも相手にも伝わります。自分の言葉は、自分で聞くことでその感情がよくわかるものです。感謝の気持ちを言葉で伝えることは、人との関係をよくしいく上で大切なことです。先生方に「ありがとうございました」と言葉で伝えてください。

●2つ目
 「三日三月三年」ということ、聞いたことありますか。入社したら、まずは「三日」がんばる、三日頑張れたら。次は「三か月」、そしたら三年間やれる。石の上にも三年。高校生活も三年ですね。
 高校の3年間を振り返ると、1年生は、入学したばかりでよくわからないことだらけ、先輩に聞きながら生活を始める。2年生は、新入生が入ってきて先輩になり、1年生に教えながら、3年生の後輩として動く。3年生は、1、2年生の先輩として頼もしい存在。
 仕事も、先輩から教えてもらったり、後輩を育てたりと、3年やってみると、先輩の姿がよく分かるようになり、会社でこの先どうやっていくか分かるようになる。
 まずは三日、次に三月、そして三年、覚えておこう。


●3つ目
 内定をもらって、うれしいね。うれしさは、将来の見通しがたったということ。将来の見通しがたったということは、安心がある。
 来年の4月から社会人。社会人になったからといって、みんなが急に別人に変身するわけではないね。

 でも、4月までに少しでも成長して、入社して欲しい。いまを頑張れる人は、4月から会社に入っても引き続き、頑張れる。
 だから、いま学校でやるべきことに全力で取り組め。
 進路決定が未だの人もいる。進路決定に向けて全力で頑張っている。各自が全力で取り組むことが大事。

 

 以上3つ、話しました。
 ・仕事するうえで苦労どんとこいなら仕事は面白い、
 ・三日三月三年、3年頑張ってみよう
 ・4月から全力で頑張れるよう、いまを全力で頑張れ

 「人の話をしっかりと聞いて、自ら行動できる」、これは社会人になって、最も大切なことです。
 残りの高校生活を充実させて、4月から社会人としての充実した生活につなげてください。

 

10/28 修学旅行前日の説明会

 

 おはようございます。
 修学旅行しおりの作成、ありがとうございました。表紙の題字、立派です。昨日、荷物を先に送りました。準備万端、あとは行くだけ!

 その明日から、行く、沖縄について、

 先週の土・日、ちょうど中間考査が終わって皆さんがホッとした土日、修学旅行に必要な買い物に行ったかもしれないその土日に、天皇、皇后両陛下が沖縄を訪問、というニュースがありました。沖縄で国民文化祭、全国障がい者芸術、文化祭に出席されたとのことでした。

 天皇陛下がどこかにでかけるとニュースになることがあります。
 天皇陛下が、沖縄に行くということ、そして、沖縄のどこに行ったか、誰とどんな話をしたか、ニュースになりました。

 皆さんも知っているように、沖縄は、太平洋戦争で国内唯一の地上戦となったところです。
 天皇陛下は、沖縄がたどった苦難に心を寄せ、平和への思いを継承する覚悟を示された、と新聞にありました。

 明日から、出かける沖縄は、そんな歴史の上で特別なところです。明日は、ガマや平和祈念公園に行きます。そこでは、語り部やガイドの方からお話を伺います。当たり前に送っている私達の日常、友達とどこかにでかける、学校で勉強する、自分の生活を誰かに邪魔されることなく過ごすことができる、将来何になりたいか進路を考える、未来のことを自分で選択できる、それが貴重なものであることを考えてほしいと思います。

 平和祈念公園には、平和の礎(いしじ)というところがあります。
 ここには、沖縄戦で亡くなられた、一人ひとりのお名前が刻まれています。その数、日本人でおよそ23万人。これは春日部市の人口とほぼ同じです。他に、アメリカなどの外国籍のかたが1万4千人。
 そして、沖縄戦で亡くなられた方が全部で何人なのか、わかっていません。遺骨調査などで、毎年、新たに亡くなった方の名前が今でも加えられています。

 しおりの7ページを、みてください。
「私服であるが華美なものは不可。平和学習に望ましい服装をすること。」とありますね。ガマや平和祈念公園を訪れるのに失礼のない態度が求められます。

 一方、沖縄は観光地。海や砂浜、きれいな景色、美味しい食事、温かい気候など、埼玉県では味わえない面白さがあります。沖縄を楽しんできましょう。

 

9/1 2学期始業式(2学年)・校長講話

 

※2学期始業式は、感染拡大防止のため、学年別に実施しました。
今回は、2学年始業式の校長講話です。


 おはようございます。
 今日の始業式、皆さん、登校できましたね。まずは、そんな自分を褒めてあげましょう。気持ちの中では、夏休みがもう少し続いてくれればいいのに、と思っている人はいませんか。


<夏休みの効能(その1)>
 そんな、夏休みについて、考えてみましょう。
 みなさん、どんな風に過ごしたか?

 私は、夏休みは、皆さんの経験にとって、とても貴重なものだと考えています。
それは、まとまった時間がとれる、ということです。


 学校が始まると、時間割が決まっていて、何をするか細かく決まってしまいます。ところが、夏休み中は1時間目が何時から何を勉強するとは決まっていませんね。

 例えば、午前中は部活、午後は帰宅して自分の時間というように、自分で何をするか判断できる時間があったと思います。しかし、思った通りに行動することは、なかなか難しい。宿題をやったり、家の手伝いをしたり、うまくつかえましたか。

 1年間の中で、夏休みは、1カ月もの間、生活のリズムが変わり、学校から離れる時間も増えるので、別の感覚を味わうことができる貴重なものですね。


 私は、夏休み中に、本を20冊読もうと決めました。

 日頃、読みたいと思っていた本や、自分が高校時代に読んだ本も、いくつか読みました。本は、読んだ時の状況や気持ちの在りようによって、同じ本でも、読むたびに面白さが違います。
 例えば、恋愛小説は、自分が恋をしているとき、失恋したとき、では同じ本でも感じ方が全然ちがいますよね。

 私は、20冊を目標にしましたが、半分の10冊で夏休み終了。残りは、この後に少しずつ読みます。なかなか、思った通りにいきません。ちなみに、私は1年間で百冊読む、と決めています。


 NHK Eテレで「百分で名著」という番組があるのを知っていますか。本の紹介をしてくれる番組です。8月中は中高校生向けの特集でした。

 その中で、竹取物語を扱っていました。その話のなかで、「苦しいときは物語の中に逃げこめ!」ということを言っていました。
 わかりますか。
 そして、こんなことも。「物語を読んでいる時間は誰もが別の世界にトリップできます。物語を読むことは、単なる逃げではなく、もう一度この世界を捉えなおすためのトレーニングになるのです。竹取物語に限らず、小説や漫画などを読んで、何かを感じることは楽しいだけではなく人間的成長につながります。」
 私は、読書をしていると、そうなんだよなぁと思い、なるほどと思ったのです。

 皆さんには、本屋さんや、図書室司書の橋本先生に相談したりして、高校生のいまだから感じる読書を是非して欲しいと思います。
 私は、本は紙をめくりながら読むのが好きなのですが、いまはスマホでも本が読めて便利、YouTubeには本の紹介チャンネルもありますね。


<夏休みの効能(その2)>
 話は変わります。
 夏休み中、私は、多くの3年生と面接練習をしました。
部活動引退後も、多くの3年生が登校していましたね。


 夏休み中に、就職希望の生徒は、就職試験をうける企業の会社見学に行きます。そして、就職試験を9月16日頃には受験します。

 専門学校進学希望の生徒は、早い人は試験が終わって合格している人もいる。大学進学希望の生徒は、総合選抜や推薦を狙っている人、受験する人、それぞれ面接練習や勉強を一生懸命にやっています。


 夏休み中、面接練習をしていると、「よく準備している人」だけではなく、「ん?大丈夫かな」と心配な人もいました。
 これまでに、どんな準備をしてきたのかな?と思いました。夏休みに入ってから準備したのでは、遅いね。


 面接で話すことは、「自分が一生懸命にやってきたこと」です。高校生活で、努力して頑張ってきたことは、自分の経験の中にあるので、誰かに教えてもらったり、その場で作ったりはできません。

 頑張りや努力は、半年、1年と時間がかかることです。来年の3年生の夏休みまで、あと11か月。
 学年の先生方、進路の先生方は、生徒の皆さんに、3年間をとおして、計画的な進路指導をしています。

 高校生活後半、来年の夏休みに向けて、進路を考えながら、高校生活での目標をたてて頑張ってください。今から始めれば、間に合います。

 

<おわりに>
 夏休みの生活について振り返りました。読書のこと、進路のこと。
来年の夏休みに向けて、自分の目標を立てて頑張ること、を始めましょう。
 そして、各自の夏休みを振り返り、2学期の生活に生かしてください。

 

7/25 校長講話(1学期終業式)

 みなさん、おはようございます。
 4月以降、この1学期間、マスク、手洗い、うがい、黙食などのコロナ対策、よく頑張ってきました。
 今月に入って、陽性者が増加しました。「コロナ疲れ」という言葉があります。感染対策や我慢が続きますが、お互いの気遣いを大事にして乗り切っていきましょう。

 さて、4月8日の始業式に、二つお話ししました。確認です。
一つは、PTA広報誌「みやこう」に掲載された、ネルソン・マンデラさんの言葉。
「成功するために 大切なのは、どこから 始めるのかではなく、どれだけ高く 目標を定めるかである」。自分の目標をしっかり見定めて、新年度の取り組みを始めて欲しいということ。

 1学期がおわりますね。目標を持って取り組めましたか?
3年生は、進路決定に際して、この夏休みにどうするか大事。2年生は、高校生活が半分終わる、後半に向けて進路をどうするか具体的に考えていくところ。1年生は、高校生活がどんなものか、少しわかったでしょう。頑張ることを具体的に決めていこう。
 これからどうしようか、まだ遅くはありません。担任の先生、部活の先生、進路の先生方など話ができる先生に相談して、また家の人にも相談して、目標を定め、取り組みを始めて欲しい。


そして、二つ目は、今年度、春日部特別支援学校の分校が開校し、16名の新入生が入学。
分校の生徒たちと、一緒に体験的な活動ができるとよい、共生社会の一員として、多くのことを学んで欲しいということ。

分校が開校することで、宮高生が勉強することが多い、ということを期待しています。

6月には、分校の荻田教頭先生から、分校の概要や障害のことについて、お話をしていただきました。

特に、障害に関する話を覚えていますか。
障害は、社会生活を過ごすうえでの困難さを感じ、支援を必要としている状態のこと、という話がありました。

そして、どのような困難、不便さを抱えているかによって、障害の種別が分かれていますね。
知的障害、肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、病弱、発達障害などです。

また、障害は、病気ではないので治療して治るということではありません。このことは誤解されている場合があって、病院で治療しなかったから本人が悪いんだよとか、親が病院に連れて行かなかったから治らなかったのだとかは、間違えた認識です。


 特別支援学校は、この障害の種別によってそれぞれ違います。
春日部特別支援学校は、知的障害の学校。うちの学校が以前から交流している、宮代特別支援学校は肢体不自由の学校ですね。

 私は、9年前、宮代特別支援学校の教頭先生をしていました。このとき、障害の種別ごとに特別支援学校が専門的な教育をしていることや、その教育内容を初めて知りました。

 そこで、みたり、聞いたりしたことは、初めてのことばかりで、とても勉強になりました。障害に関する知識もたくさんありました。そして、人とのかかわり方、接しかた、言葉がけの仕方、自分の振る舞いが相手にどう伝わるか、言葉がけがどういうかたちで伝わるか、人への思いやり、やさしさ、人の温かさなど、特別支援学校の子供たちとの交流は、人と接する際の大切なことを、あらためて実感することができたのです。

 私は、40歳を過ぎてから、この体験をして、とてもよい勉強をしました。
そのとき、こういうことは、なるべく早く体験した方がよいと感じたのです。できれば、社会人になる前に、継続的にかかわりをもてる機会があった方がよいと考えています。

 宮代高校は、分校ができて、この貴重な体験ができるようになりました。
多様な人々と共に、共生社会の一員として生きていく、皆さんにはありがたい機会です。

 また、障害について、とても重要な捉え方があります。
障害とは、「社会で人が生きづらさを感じたときに生じるもの」ということです。
周りが「障害がある」と思っても、本人は全く感じていないかもしれません。例えば、車椅子に乗っている人が、エレベーター、専用のトイレや段差のない通路などによって移動しづらさを感じていなければ、障害という意識がなくなります。困難を補うことで、生きづらさを感じていないということ。
つまり、周囲の環境によって、障害に対する捉え方は、変わっていくのです。

 このことは、障害の特性について、私たちがよく理解して対応することで、環境を変えていけるということです。障害の特性に関する勉強も、皆さんに期待しています。


 これからの夏休み、3年生は進路について考えたり行動したり忙しい、1,2年生は部活や勉強に忙しい。
夏休みは、時間割が決まっていない自由な時間。いつもとは違う日常をどうつかっていくか。夏休みだからできる、集中して取り組めることに、全力で頑張ってください。

コロナ陽性者が急増しています。感染対策をして、健康に気をつけて過ごしてください。
2学期始業式で、元気に会えることを楽しみにしています。

 

4/8入学式・式辞

 寒さと暖かさが交互に行き交いながらも、宮代の杜の木々が芽吹き、春の訪れを感じるこの佳き日に、埼玉県立宮代高等学校第41回入学式を挙行できますことは、本校関係者一同大きな喜びです。ご臨席の保護者の皆様に御礼申し上げます。
 ただ今、入学を許可しました189名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、同窓会、教職員一同、心から皆さんを歓迎します。
 

 新入生の皆さん、コロナ禍の中で試練を乗り越えてきたことと思います。中学校生活も思うように行かないことがあったでしょう。よく頑張りましたね。

 また、保護者の皆様方におかれましても、お子様を励ましながらのことと思います。御入学、おめでとうございます、心からお慶びを申し上げます。お子様が、これから更に成長していけるよう、精一杯努めさせていただきます。よろしくお願いいたします。


 さて、新入生の皆さん、高校生になった気分はいかがでしょうか。


 高校の制服を身にまとい、この場に立ってみて、高校生としての自覚が芽生え、少し成長したと感じていますね。そして高校3年間で、どんどん大人へと成長していきます。先月卒業した先輩達も立派でした。


 そんな、宮代高校での高校生活は、勉強、部活、行事と楽しみにしていることと思います。みんなで、全力で取り組むことで、学校生活を充実したものしてください。


 そのとき、これは自分が好きなことだから、得をするからやる、これは自分には関係ないから、面白くないから、損をするからやらない、という区別をつけないでください。


 学校は、誰かがやってくれているからうまくいっていることや、みんなの協力で実現してきたことがたくさんあります。
 自分が所属している集団の一員として貢献する意欲や行動が、みんなが快適に、楽しく充実した生活につながるものとなっていました。高校も同じです。


 個人の損得ではなく、チームや集団のためにどう貢献していくかを考えて行動できること。
 このことは、将来、社会の一員として自立していくために、高校生活の中で、あらためて学んで欲しいことです。


 そして今年度、校内に春日部特別支援学校の高等部分校が開校し、16名の新入生が入学します。
 宮代高校とはカリキュラムが違うので、一緒に授業を受けるという事はありませんが、総合学習や学校行事で一緒に体験的な活動ができるとよいと考えています。共生社会の一員として、多くのことを学んでください。


 最後に保護者の皆さまに、お願いです。高校生活は3年間で一つのものとなっています。たくましく、成長していくお子さんを、どうぞ見守ってあげてください。ときには困って、相談にくることがあるかもしれません。そんなときは、まずは話をよく聞いて受け止めてあげてください。きっとお子様の自立を陰から支えてあげる大切な時間となるはずです。


 本校の教職員は、時には寄り添い、時には高いハードルを用意して全力で生徒の成長を支えます。御家庭と学校とが互いの役割を理解し合うことが、生徒を大人へと成長させ、進路希望を実現させる近道だと考えます。
 どうか皆様方におかれましても、本校を信頼していただき、力強いご支援、ご協力をいただけますようお願い申し上げます。


 結びに、新入生の皆さんが元気に活躍することを期待するとともに、保護者の皆様の益々のご健勝、ご発展をご祈念申し上げ、式辞といたします。

 

 

4/8始業式校長講話

 あらためまして、おはようございます。

 いま、着任式をおえました。皆さんにとって、新たな出会いですね。
一方で、宮代高校を転出した先生方もいらっしゃいます。信頼していた先生が異動となり、寂しいと思っている人もいるでしょう。そう思えるのは、貴重なとてもよい出会いだったということ。
異動した先生への恩返しとして、教えてもらったことを大切にして、自分を更に成長させてください。


さて、新年度を始めるにあたり、2つ話します。


一つ目、
先月、PTA広報誌「みやこう」が、配布されました。
皆さんの活躍や先生方のメッセージが掲載されていますね。卒業生を中心に、皆さんに向けて書かれています。
最終ページの編集後記に ネルソン・マンデラさんの言葉がありました。「成功するために 大切なのは、どこから 始めるのかではなく、どれだけ高く 目標を定めるかである」。
自分の目標をしっかり見定めて、新年度の取り組みを始めてください。


二つ目
今年度、校内に春日部特別支援学校の高等部分校が開校し、16名の新入生が入学します。
宮代高校とはカリキュラムが違うので、一緒に授業を受けるという事はありませんが、選択授業、総合学習や学校行事で一緒に体験的な活動ができるとよいと考えています。
共生社会の一員として、多くのことを学んでください。


以上、2つです。
午後は、入学式。2年1組、2組の皆さん、会場の設営ありがとうございます。
新入生は、先輩をお手本にします。目標をもって頑張る先輩の姿を見せてください。一生懸命やる人は、信頼され、尊敬されます。後輩とよい出会いになるよう、意識して行動してください。

3/24 修了式・校長講話

 

 おはようございます

 みなさん、姿勢がよい、話は、聞く態度がとても大事です、とてもうまくできていますよ。
この1年間、コロナ禍の中、行事もできるところはなるべく実施してきました。勉強もリモート授業になる中、よく頑張ってきたと思います
各自、よくやれたな!と思う自分を褒めてください。

 まず、今年うれしかった事を、2つ話します。
 一つめは、学校の通用門をでたところの左側の家の方の車が、その先の畑というか、田んぼに落ちてしまい、その車を宮高生10名くらいが押してくれて、助けてくれたとのこと、「本当にありがとうございました」と、私に直接お礼を言いに、学校まできてくれました。
 
 二つめは、姫宮駅で電車に乗ろうとしたら、ドアが閉まりそうになってしまい、宮高生が(サッカー部の生徒だそうです)それをおさえてくれて、安全に電車に乗れるよう助けてくれました、とのこと。
 宮代高校の生徒さんは、とてもいい人ばかりです、褒めてあげてくださいと、私に生に直接お話がありました。

 近所の方から、感謝されたり、褒められたり、みなさんの日頃の心がけがよい、ということだと思います。
ありがとう!


 さて今日は、春休みに向けて自分自身を振り返り、考えてほしいこと、2つ話します。
 
・1つめ
 先日、夜、大きな地震がありました。埼玉県内は、震度4、東北地方は震度6強、大きな被害が出ましたね。
新幹線が脱線したニュースは、衝撃でした。復旧が進むことを願うばかりです。

 ところで、みなさんは、地震が起きたとき、何をしていましたか?
寝ていて気づかなかった人、揺れが大きく、長かったので驚いた人もいたと思います。

 被害が大きかった、東北地方の方が、インタビューに答えて、こんなことを言っていました。

 あるお年寄りの方の話です:3.11の東日本大震災を経験して、避難をする準備をいつもしていた、ベッドの下においておいた避難袋を取り出して逃げる準備をした。
 また別の方、私ぐらいの男性の話です:部屋の置物が、真横に飛んでいく様子を見て、あの時の大地震を同じだ、今日の地震はやばいと思った、しかし、何をしたらよいか、オロオロしてしまい、考えが出てこなくなってしまった。

 みなさんは、地震がきたなと感じたら、まず何をしますか。
災害は急にきます、その時、何ができるかは、訓練して、こうしようと決めておいたことをするのが精一杯のようです。気が動転してしまい、何かを考える余裕がなくなってしまう。
 学校でも避難訓練をしています。どう行動すればよいのか、基本的なことを練習しておき、いざ地震、火災というときに活かせるようにしておくこと。

 関東地方も首都直下型地震の発生が危ぶまれています。埼玉県も被害が想定されています。
 地震の発生は防ぐことができませんが、その後の被害を最小限に抑えるように各自が行動することはできます。これを減災と言います。自分のことをしっかり守れるよう、春休み中に、自宅でも話をして備えてください。


・2つめ
 来年度、誕生日がきて18歳になると、成人として、社会から大人として扱われます。いわゆる18歳成年です。
大人して扱われるので、各自の自覚が求められます。

 先日、弁護士の方から、高校生にぜひ伝えてほしい、と言われたことを話します。
それは、高校生がだまされて犯罪に巻き込まれることが増えているということ
・例えば、...
後で考えると、そんなのダメだよということでも、1人では冷静に判断できないこともあります

 大人になるということは、何でも自分で判断しなさい、ということではありません。
信頼できる大人に相談できること、これは自分のことを考えられるようになるために成長する大事なことです。
信頼できる大人とは、みんなのことを心配してくれる人たちです。
 家の人、友達、先生、警察などに相談する勇気が大事。保健室の田中先生も「保健だより」で「相談する勇気」をみなさんにメッセージとして伝えています。是非参考にしてください。


 先日の保健講話で、レジリエンスの話がありました。自分とうまく付き合う方法を、いくつか教えてもらいました。
みなさんの感想を拝見すると、参考になったので自分でもやってみたいというものが多数ありました。

 自分自身と相談したり、他人に相談したりして、自分を見つめながらうまく付き合い、成長していくことが大事です
 この1年学んだことは、みんなの力となっていますよ。

 春休みは、各自が目標を見直したり、進路のことをあらためて考えたりして、先生やうちの人と相談する、自分を振り返る充実した時間にしてください。

第38回卒業証書授与式・式辞

 

 宮代の杜に春の訪れを感じる今日の佳き日に、多数のご臨席を賜り、「第三八回卒業証書授与式」を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても コロナ禍が続く中、この上ない喜びです。
 心より感謝申し上げます。

 ただ今、卒業証書を授与しました一九一名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。三年間にわたる努力と成長に敬意を表します。
 皆さんが卒業を迎えられたことは けっして当たり前のことではありません。皆さん自身の努力と保護者、家族、友人、そして先生方の支えがあって成し得たことです。自信と誇りにすると共に、自分を支えてくれた方々に感謝をしてください。

 卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝いを申し上げます。皆様には、PTA会員として本校の教育活動に対し、温かいご理解とお力添えをいただきました。厚く御礼申し上げます。本日は誠におめでとうございます。

 さて、卒業生諸君、これからをどうしていくか。
 皆さんの強みは、自分の希望を実現するために、これから自分のやりたいことに 何でも挑戦していけること。挑戦しようと思えば、何度でもできることです。しかし、それは同時に、まだ何者でもないという弱みでもあります。

 就職する人は、そこで精一杯頑張ろうと決めているでしょう。進学する人はもう少し自分と向き合ってみて、将来を考えてみようと思っているかもしれません。

 ここで、私のことを少し話します。私は 大学を卒業して、民間企業に就職しました。しかし、数学の教師になりたいという思いがあって、その会社を辞めて教員採用試験を受けることにしたのです。

 会社を辞める時は、結婚をしていたし、小さな子もいました。そして就職超氷河期。そんな状態で、会社を辞めるとなったら、賛成してくれる友人や知り合いは殆どいませんでした。

 そんな中、高校時代の担任に相談しました。その担任である恩師は、「そんなにやりたいんだったら 頑張れ、お前ならいい教師になれるよ」、と励まし、応援してくれたのです。
 そして、「お前、覚悟はあるのだろうな」と言われたのです。覚悟、とは重い、重い言葉でした。また、私の妻も賛成して、応援してくれたのです。すばらしい妻だと思っています。私は、応援してくれる人がいて精一杯頑張ることができました。

 その後、教師になって、本当によかったと思っています。今日ここでこうやって、式辞を送っています。皆さんの卒業を祝福することができて、とても幸せです。皆さんとの出会いに感謝申し上げます。

 まだ、何者でもない皆さんは、卒業後、様々な経験を積む中で、更に成長していきます。ひょっとしたら、今は意識していないような「本当になりたいもの」があるかもしれません。

 ここで、神戸女学院大学の内田樹さんの話を紹介します。

 スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の卒業式の祝辞で こう言いました。「一番大切なのは、あなたの「心と直感」に従う勇気だ。なぜなら、あなたの「心と直感」は、あなたがほんとうは何になりたいのかを知っているから。」

 内田さんは、ここで大切なのは「心と直感」ではなくて「それに従う勇気」だと言います。

 勇気が要るのは「あなたが 本当になりたいもの」になろうとすると、周りの人がおおかた反対するからです。心と直感に従うことを、周り中が賛成してくれたら、勇気なんか要りません。「そんなこと止めろ。力づくでもとめるぞ」とみんなが言うから、それに抗うには勇気が要るのです。

 この内田さんの話は、私の経験から「なるほど、そうだよな」と思うところがありました。「自分で、これいいな、やってみたいな」と思っても、今を考えると躊躇することが多いものです。自分の心と直感にしたがう勇気は、なかなか出しにくいかもしれません。

 人生は平坦ではありません。嬉しいこと、楽しいことがある中で、どうしようか悩むこともありますね。最後は、自分のことは、勇気と覚悟をもって、自分で決めるのですが、その前に誰かに相談できるとよいですね。

 みなさん、迷ったり、困ったら相談をしにおいで。宮高の先生は応援しています。そしたら、その応援に応えるように、また頑張れるでしょう。

 PTA広報誌「みやこう」が昨日、配布されました。広報委員の皆さま、編集ありがとうございます。
 皆さんの活躍や先生方のメッセージが掲載されていますね。そして、編集後記に ネルソン・マンデラさんの言葉がありました。「成功するために大切なのは、どこから 始めるのかではなく、どれだけ高く 目標を定めるかである」。
 私は、この言葉を聞いて「はっ」としました。そして、勇気をもらいました。言葉には、力がありますね。

 本校の卒業生は皆さんを加え、一〇、六五四名となりました。一万人を越える宮高卒業生が、社会のどこかを支えています。私が通院している病院の看護師さん、電気屋さん、町役場の職員の方、多くの先輩が日常を支えてくれています。みなさんも、そんな卒業生の仲間入りです。卒業生同士のつながりも大事にしてください。

 日本は、課題先進国といわれ、超高齢化社会が世界最速で進みます。人口減少や産業構造の変化もあります。そして、今回のコロナパンデミック、社会状況の変化が激しくて、先行きが不透明です。

 しかし、次の世代を支えていくのは、皆さん。皆さんの世代に大きな期待があります。これから、一緒に頑張っていきましょう。

 皆さんの これからの着実な歩みを 心から願いまして 式辞といたします。

3学期始業式・校長講話

・あけましておめでとうございます。
・みなさん、冬休みはどう過ごしましたか?
・私は、1年前の冬休みと比べると、今年はだいぶ落ち着いて過ごせました。

・ところで、寒さが厳しいですね。
1月5日の「小寒」から2月3日の「節分」までが一年で一番寒い時季になります。この時季を「寒中」とか「寒の内」と言います。

この厳しい寒さに耐えて頑張るものとして、昔から日本人の心の手本として大切にされている植物が3つあります。これを「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」と言います。松、竹、梅、という言葉がありますね。

 1つ目は「松」です。松は、寒さが厳しい冬でも、暑い夏でも、葉が枯れたり落ちたりしないで、一年中いつも鮮やかな緑色をしています。そのことから、「松の心」は「本気でがんばる心」、誰に対しても仲良くする「思いやりの心」を表しています。

 2つ目は「竹」です。竹は、冬に大雪が降っても体を曲げて我慢し、折れたりしません。夏や秋に大きな台風がきても、体を曲げ我慢し折れません。そして、節を作りながら、いつでも空に向かって 真っ直ぐに伸びていきます。そのことから、「竹の心」 は、どんなに辛い時でも苦しい時でも、粘り強くがんばる「根気の心」を表しています。

 3つ目は「梅」です。梅は、寒さの中でも確実に蕾をふくらませていて、「寒中」が過ぎたころから、まだまだ寒さが残る中、他の花がまだ咲かない頃に、どの花よりもいち早く花を咲かせて、春が来たことを教えてくれる花なのです。他の花が「春はまだかな?」と迷ったりしている時に、自分は咲くぞと元気に咲くのが梅なのです。そのことから、「梅の心」は、「元気の心」を表しています。

 これら「松」「竹」「梅」の心を「ショウ・チク・バイ」、と言って、この「松竹梅の心」、つまり、「松は、本気」、「竹は、根気」、「梅は、元気」の「三本の気」として大事にしていきたい心です。
これは、本校の「さとく、たゆまず、たくましく」にも通ずるものです。

 「松竹梅の心」、この話は、現在、戸田市教育長の戸ヶ崎先生から伺いました。元来、私は、梅が好きで、まだ寒い時季に咲き始める梅の花には元気付けられます。みなさんは、松・竹・梅ならどの心に惹かれますか?

 今年も、コロナ感染防止に努めながら、本気の心で根気よく、元気にやっていきましょう!

12/23(木)2学期終業式校長講話


新型コロナ感染防止対策のため、学年別に終業式を実施しました。
本日の校長講話は、3学年の生徒対象のものです。


 みなさん、おはようございます。
 終業式に先立ち、多くの表彰を行いました。頑張った成果として賞状を受けたみなさん、よく頑張りました。
 また、表彰にいたらなくても、2学期は分散登校、感染防止につとめてみんなよくやりました。行事も、文化祭、体育祭、持久走、そして延期にしていた修学旅行も、無事に実施できました。就職や進学のための面接試験など、各自が精一杯頑張りました。みなさん、自分のことを褒めてください。

 さて、卒業の時期が近づいてきました、3年間の区切りの時期です。石の上にも三年、三日三月三年、と言いますね。
例えば、会社に入って3年間を考えると、1年目は新人、2年目は先輩として新人後輩の指導、3年目になると、仕事もできるようになり、周りの状況がもっとよくわかってきて、年配の先輩をみると、自分がこの先、どうなるのか分かるようになる、そのとき続けてもっと頑張るか、別の道に移るか、考えることもあります。
 高校は、3年で終わりなので、ここで一区切りです。でもこの先、人生は長い。どう過ごすか。一つのことに取り組んだら、三日三月三年、三日やれたら三カ月、三カ月やれたら三年やれる、3年は頑張ってみよう! ということです。
 高校で3年間頑張ってきたことを、自信にして欲しい。


 ところで、全員ではないけど、みなさんと就職や進学の面接練習をしました。その面接練習で必ず聞いたのが、「宮代高校はどんな学校ですか?」という質問でした。
 今のみんなは、なんと答えますか!

 答えで多かったのは、「先生方が、生徒のことを親身になって考えてくれる学校」ということでした。みなさん、感謝の気持ちがあるのだなと、思いました。

 そこで、感謝の気持ちを言葉にして伝えて欲しいと思います。卒業までに、お世話になった先生方に、ありがとうを直接言うこと。


 まだ、高校生だと、気づかないかもしれませんが、私たちは、一人では生きていけません。必ず誰かの世話になっています。
 でも、みんなの中には、頑張ってきたのは自分の努力だ、という人がいるかもしれませんね。確かに、一人ひとりの努力は大事、しかし、頑張るにはそのための環境が必要です。例えば、学校とか、家とか、アルバイト先とか。それは、誰かが用意してくれたものです。
 人は、他者からしてもらったことで、お互いに頑張れます。人と人との関係性のなかで、どうにかやっていく力が大事。


 そんな、人と人との繋がりをよくしていくのは、感謝の気持ちです。他者を肯定する感謝の気持ちは、自分の存在を高めて、自分を成長させてくれます。


 今日は、2つ話しました。
 一つは、3年間は一つの区切り、何かに取り組むときは3年はやってみる。
 そして、もう一つは、感謝の気持ちは言葉で表せ。

 学年主任の柴田先生は、みんなが卒業してしまうと寂しい、と話していました。先生方、みんな同じ思いです。みんなのことを思ってくれている先生方の期待に応えられるよう、これからの時間を大切に過ごしてほしいと思います。