校長室
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校長室より

校長より

入学式・式辞

式辞
                                       
 寒さと暖かさが交互に行き交いながらも、宮代の杜の木々が芽吹き、春の訪れが感じられるこの佳き日に、埼玉県立宮代高等学校第40回入学式を挙行できますことは、本校関係者一同大きな喜びです。ご臨席の保護者の皆様に御礼申し上げます。
 ただ今、入学を許可しました198名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、心から皆さんを歓迎します。
 
 新入生の皆さん、この1年間、よく頑張りましたね。コロナ禍の中で試練を乗り越えてきたことと思います。例えば、部活動の大会中止、学校行事の縮小、授業もなかなか計画通りに実施されませんでした。中学生最後の学年、集大成としてやり遂げようと思っていたことがあったのではないでしょうか。

 しかし、試練を乗り越えてきた皆さんには、精神的な成長を遂げた強みがあります。そんな皆さんの、これから始まる宮代高校での活躍を楽しみにしています。

また、保護者の皆様方におかれましても、お子様の御入学、おめでとうございます。心からお慶びを申し上げます。お子様が、これから更に成長していけるよう、精一杯努めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 さて、新入生の皆さん、高校生になった気分はいかがでしょうか。

高校の制服を身にまとい、この場に立ってみて、高校生としての自覚が芽生え、少し成長したと感じていますね。そして高校3年間で、どんどん大人へと成長していきます。先月卒業した先輩達も立派でした。

 ところで皆さん、大人になるとは、どういうことだと思いますか。
私は、大人になるとは「自分との約束が守れる人」になるということだと考えています。
 世の中は、法律や社会のルールとして決まり事があり、秩序が保たれています。学校も校則などの決まり事があり、お互いを尊重しながら集団で生活しています。これらルールに従うことも、最後は皆さん自身で決めて行動することです。

そして、もう一段レベルをあげて、自分の中に目標を設定して、やるぞと決めた自分との約束を一生懸命頑張る。まずは、小さな目標で、例えば「夏休みまで、勉強と部活に全力で取り組む」、一生懸命取り組む中で新たに見えてくることがあるので、それを基に更に目標をたてて、自分との約束を実行していく。

自分との約束を、精一杯やって、守り続ければ、大きな力を身に付けることにつながります。自分と向き合って、自分のことをコントロールできるようになり、自立につながります。

自分との約束で行動できる人は、人生が楽しい。もし上手くいかないことがあっても他人のせいにしないので信頼が集まる。
大人になるにつれ、自分で決められることが増えてきて、決めたことに責任を持てるようになる。この覚悟が大事です。皆さん、一人ひとりの大人への成長を期待しています。

さて、もう一つお話しします。
来年度、本校には春日部特別支援学校の高等部分校が開校し、16名の入学が予定されています。宮代高校とはカリキュラムが違うので、一緒に授業を受けるという事はありませんが、総合学習や学校行事で一緒に体験的な活動ができるとよいと考えています。

これは、特別支援学校分校生徒のボランティアをするということではありません。障害のある、なしに関わらず目的をもって一緒に学ぶのです。これを、インクルーシブ教育システムといいます。今の教育に求められていることのひとつです。

また、「共生社会」という言葉を聞いたことがありますか。
障害がある、なしにかかわらず、女の人も男の人も、お年寄りも若い人も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き 生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいます。

この「共生社会」で暮らしていく私達にとって、特別支援学校の分校が、開校するということは、大変貴重な機会となるものです。皆さんが、2年生となる来年度から一緒に学ぶ機会ができると思います。期待していてください。

「さとく」「たゆまず」「たくましく」、学びの多い、この宮代高校でこれからの高校生活を大いに愉しんで欲しい。

 最後に保護者の皆さまに、お願いです。高校生活は3年間で一つのものとなっています。たくましく、成長していくお子さんを、どうぞ見守ってあげてください。ときには困って、相談にくることがあるかもしれません。そんなときは、まずは話をよく聞いて受け止めてあげてください。きっとお子様の自立を陰から支えてあげる大切な時間となるはずです。

 本校の教職員は、時には寄り添い、時には高いハードルを用意して全力で生徒の成長を支えます。御家庭と学校とが互いの役割を理解し合うことが、生徒を大人へと成長させ、進路希望を実現させる近道だと考えます。
 どうか皆様方におかれましても、本校を信頼していただき、力強いご支援、ご協力をいただけますようお願い申し上げます。

 結びに、新入生の皆さんが元気に活躍することを期待するとともに、保護者の皆様の益々のご健勝、ご発展をご祈念申し上げ、式辞といたします。

 令和三年四月八日
                            埼玉県立宮代高等学校長   山﨑 正義

1学期始業式・校長講話

校長講話

おはようございます。
いま、着任式をおえました。皆さんにとって、新たな出会いですね。
一方で、宮代高校を転出した先生方もいらっしゃいます。信頼していた先生が異動となり、寂しいと思っている人もいるでしょう。そう思えるのは、貴重なとてもよい出会いだったということ。
異動した先生への恩返しとして、教えてもらったことを大切にして、自分を更に成長させてください。

ところで、人との出会いは、ときとして、人生を変えてしまうほど影響のあるものです。私は、高校生のときが、様々な出会いの始まりだったと感じています。
それは、尊敬できる友人やクラス担任の先生に出会えたことで、肉体的にも精神的にも大きく成長する時期に、こんな面白いことを考えている人がいるのだ、という刺激を受けたことでした。

宮代高校も同じです。それは、皆さんが求めてここに集まったということ。
宮代高校で勉強したい という、同じ思いをもって集まった皆さんですね。
目的や興味・関心を 同じくして集まった仲間は、お互いによい刺激を受けます。
それは、偶然の出会いから、必然の出会いに変わっていきます。皆さんには、よい出会いを求めて、自分の興味関心をもとに仲間を拡げていって欲しいと思います。

さて、もう一つ話します。
来年度、本校には春日部特別支援学校の高等部の分校が開校し、16名の入学が予定されています。分校をどこに作るかというと、HR棟3階、選択教室のあるフロアを、夏休みに改修工事をして、ぶんこうの生徒が学ぶ場とします、特別支援学校の分校は、宮代高校とはカリキュラムが違うので、一緒に授業を受けるという事はありませんが、総合学習や学校行事で一緒に体験的な活動ができるとよい と考えています。

これは、特別支援学校分校生徒のボランティアをするということではありません。障害のある、なしに関わらず目的をもって一緒に学ぶのです。これを、インクルーシブ教育システムといいます。今の教育に求められている重要なことです。

「共生社会」という言葉を聞いたことがありますか。「共生」とは「ともにいきる」と書きます。
障害がある、なしにかかわらず、女の人も男の人も、お年寄りも若い人も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいます。

この「共生社会」で暮らしていく私達にとって、特別支援学校の分校が、開校するということは、大変貴重な機会となるものです。3年生は卒業してしまうので残念ですが、2年生は3年生となる来年度、一緒に学ぶ機会ができると思います。期待していてください。

 インクルーシブ教育や共生社会のことについては、今年度、皆さんに講演会などの勉強の機会を設ける予定です。特に3年生は、卒業して社会にでると、様々な人と関わりをもつようになります。「共生社会」の理念についてよく学んでください。

それから、もう一つ、先月の修了式で「目標は実力より高く」という話をしました。進路、日常生活、勉強や部活など、目標を立てましたか。
とにかく全力で頑張る、何に力を入れるか曖昧で、あまり頑張れません。そして、自分の実力を把握することは、意外と難しいですね。そんなときは、みんなのことをよく知っている人、先生方に相談しましょう。


今日は、「出会いの素晴らしさ」、「特別支援学校分校が設置されることを機会に新たに学ぶこと」、そして「目標立てたか」について、話しました。

午後は、入学式。2年1組、2組の皆さん、会場の設営ありがとうございます。
新入生は、先輩をお手本にします。目標をもって頑張る先輩の姿を見せてください。一生懸命やる人は、信頼され、尊敬されます。後輩とよい出会いになるよう、意識して行動してください。

 

修了式・校長講話

 

おはようございます。

みなさん、体育館に集まったときの態度、姿勢がよい、すばらしいですね。
この一年の成果を感じます、コロナ禍の中、よく頑張ってきました。

さて、今日は修了式、始まりの日です。
修了式をもって、皆さん進級となります。
来年度にむけて スタートする日 ですね。
そんなスタートに向けて、今日は「目標は 実力より高く」という話をします。

 

はじめに、新聞にでていた話をします。
NHKの 夜9時からのニュース番組で、キャスターをつとめていた大越さんという方のお話しが、新聞にでていました。
大越さんは、少年時代から大学まで 野球に打ち込んでいたそうです。この経験のなかで、監督から教わったことが 常に自分への戒めになっているとのこと。

その 内容とは、
平凡な内野ゴロを打ってしまったとき、それでもうまくすれば、内野安打になるかもしれないし、相手がエラーするかもしれません。少しでも早く 1塁ベースに到達するためには どうすればよいか。そこで、監督から 口を酸っぱくして言われたのが、

「1塁ベースの2~3メートル先をベースと思え」 という言葉です。
 1塁ベースそのものを目標にすると、直前でスピードが落ちてしまうし、気持ちが勝ってヘッドスライディングをするのも得策ではない、と教わりました。
 1塁ベースの その先を目指して走ることで、スピードを落とすことなく本物のベースをかける抜けることができるというわけです。

この監督のアドバイスを、大越さんは、野球以外のところでも自分への戒めにしてきたそうです。


これは、みなさんにしてみたら、

(1)勉強も部活も 自分が思っているレベルより 上を目指して 頑張れ!
(2)就職、進学の試験で 全力をだすためには、事前の準備をこれくらいでいいか、ということではなく、より内容を充実させて、レベルを上げて準備にあたれ!

ということです。


 日ごろから、どう思っているか という意識が、行動につながります。
 例えば、部活でいうと、県大会に 出たいと思っている人は、県大会でベスト16に入りたいとか、ベスト8に入りたいとか、その先を目標にするのがよい。そう思うことで、練習メニューや 日頃の生活態度まで、変わってくる

 これは、日ごろから どう思っているかが、勉強や練習の内容に反映されて、実力に差がつくということ。
このことを1年、2年とつづけたら、その差はもっと大きなものとなります。精一杯頑張れるよう、みなさんは、自分のゴールを低くみないで、より高いところに設定して欲しいと思います。

 

  今日は、全力をだすためには、「目標を実力より高くもつ」という話しました。
目標を高く持つ人は、行動が変わり、より高い実力が身につきます。
本当はもっとやれたのに、という後悔をするな。
今日から始めれば、まだまだ間に合う、新入生にその背中を見せてほしい。

「目標は 実力より高く」、自分のことを見つめなおす契機としてください。

 

卒業証書授与式・校長式辞

式辞
                                       
 宮代の杜の木々にも春の訪れを感じる今日の佳き日に、保護者の皆様方のご臨席を賜り、「第37回卒業証書授与式」を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても コロナ禍にある中、この上ない喜びです。
 心より感謝申し上げます。


 ただ今、卒業証書を授与しました一六七名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんの三年間にわたる努力と成長に敬意を表します。皆さんが卒業を迎えられたことはけっして当たり前のことではありません。皆さん自身の努力と保護者、家族、友人、そして先生方の支えがあって成し得たことです。自信と誇りにすると共に、自分を支えてくれた方々に感謝をしてください。


 卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝いを申し上げます。皆様には、PTA会員として、本校の教育活動に対し、温かいご理解とお力添えをいただきました。厚く御礼申し上げます。本日は誠におめでとうございます。


 さて、卒業生諸君、これからをどうしていくか。
 皆さんの強みは、自分の希望を実現するために、これから自分のやりたいことに何でも挑戦していけること。挑戦しようと思えば、何度でもできることです。しかし、それは同時に、まだ何者でもないという弱みでもあります。


 就職する人は、そこで背一杯頑張ろうと決めているでしょう。進学する人はもう少し自分と向き合ってみて、将来を考えてみようと思っているかもしれない。


 ここで、私のことを少し話します。私は学校を卒業して、民間企業に就職しました。しかし、数学の教師になりたいという思いがあって、その会社を辞めて教員採用試験を受けることにしました。
 会社を辞める時は、結婚をしていたし、小さな子もいました。そして就職超氷河期。そんな状態で、会社辞めるとなったら、賛成してくれる友人や知り合いは殆どいませんでした。


 そんな中、高校時代の担任に相談しました。その担任である恩師は、「そんなにやりたいんだったら頑張れ、お前ならいい教師になれるよ」と励まし、応援してくれました。そして、「お前、覚悟はあるのだろうな」と言われたのです。覚悟とは重い言葉でした。また、私の妻も賛成してくれ、応援してくれたのです。とても素晴らしい妻だと思っています。私は、応援してくれる人がいて精一杯頑張ることができました。

 そして、教師になって、本当によかったと思っています。今日ここでこうやって、式辞を読んでいます。皆さんの卒業を祝福することができて、とても幸せです。皆さんとの出会いに感謝申し上げます。


 人生は平坦ではありません。嬉しいこと、楽しいことがある中で、どうしようか悩むこともありますね。最後は、自分のことは覚悟をもって自分で決めるのですが、その前に誰かに相談できるとよいですね。


 みなさん、迷ったり、困ったら相談をしにおいで。宮高の先生は応援しています。そうしたら、その応援に応えるように、また頑張れるでしょう。


 本校の卒業生は皆さんを加え、10,463名とな.りました。一万人を越える宮高卒業生が、社会のどこかを支えています。
 先日、検査のために病院へいったら、その看護師さんが宮代高校の卒業生でした。その看護師さんのお子さんが中学3年生で、学校説明会で私が話しているのを覚えていてくれました。そして、そのお子さんも宮高へ行きたいと希望していました。親や兄弟と同じ学校へ行きたいという思いに、うれしくなりました。
「私は宮代高校卒業です。」と胸をはって言ってください。


 日本は、課題先進国といわれ、超高齢化社会が世界で最速で進みます。今回のコロナパンデミック、社会状況の変化が激しくて、先行きが不透明です。しかし、次世代を支えていくのは、皆さんです。私たちもまだ頑張りますが、皆さんの世代に大きな期待があります。どうぞよろしくお願いします。


 皆さんのこれからの大きな活躍を心から願いまして式辞といたします。

 

 令和3年3月12日   埼玉県立宮代高等学校長  山﨑 正義                      

整容

昨日(7/2)整容検査がありました。

身だしなみを整えることは、とても大切なこと。

 

 心は形を表し、形は心を作ります。

 

人は、見かけ(形)ではない、なかみ(心)だということも。

そうですね、なかみ(心)がしっかりしている人は、見かけ(形)に品があります。

 

身だしなみ(形)は、習慣ですね。

ようこそ新入生(入学式挙行)

200名の新入生が、無事入学しました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、生徒は各教室で入学式。

保護者の皆さまは、体育館にお集まりいただきました。

今後は、新入生・在校生それぞれ、登校日に会えることを楽しみにしています。

 

 

 

 ■ 入学式(式辞) A4横で印刷したものを配布しました。

新着任の山﨑です

鎌田校長の後任でまいりました、山﨑です。

どうぞよろしくお願いします。

 

開花が早かった割には、4月に入っても校舎横の桜が満開。

卒業式から入学式まで生徒を待っているかのようです。 

3/31在校生の皆さんへ

 令和元年度が今日で終わります。いつもとは大きく違う年度末です。終業式もなく、臨時休業から学年末休業となり、部活動も実施できないまま、令和元年度最後の日になりました。19日の登校日以降、皆さん元気に過ごしていますか?

 皆さんのいない学校はとても寂しいです。来年度の学校再開に向けて準備をすすめている職員室の先生方も寂しそうです。皆さんが登校し、元気に挨拶し、朝学習が始まり、授業があり、部活動があり、様々な行事に向けて準備をすすめる、そんな今までは当たり前であった学校の日常に早く戻したい気持ちでいっぱいです。

 しかしながら、今、世界は新型コロナウイルス感染の拡大を防ごうと必死になっています。医療分野をはじめ、多くの分野の専門家たちが、日々協議を繰り返し、最善の方法を模索しています。人類が見えないウイルスと闘っている状況です。この難局を乗り越えることは並大抵なことではありません。私たちも覚悟を決めて新型ウイルスに打ち勝ちましょう。私たちにできることは、専門家たちが必死に考えた方策をしっかり守ることです。報道をしっかり聞いて、事実を学んで、感染拡大を防止する対策をしっかり行いましょう。

 日々状況が変化する中ですが、学校が再開され、宮高生の元気で明るい声が校内に戻ってくる日を信じて、皆さん、感染に十分気をつけて毎日を過ごしてください。

3/12 第36回卒業式 式辞

 本日、第36回卒業式を挙行いたしました。卒業生と教職員のみの式となりましたが、卒業生は、きれいなレッドカーペットを堂々と入場し、マスクをしていながらも元気な声で呼名に返事をしていました。予行もなく、式の段取りも当日に伝えられた中で、厳粛で、温かな卒業式ができました。卒業記念品としていただいた赤い絨毯は大切に使わせていただきます。保護者の皆様、いままで本校へのご理解とご協力ありがとうございました。今後も応援をいただければ幸甚です。以下に、式辞を掲載させていただきます。

 

校長式辞                                       

 例年ならば、皆さんの後には在校生や保護者の皆様が、皆さんの左手には多くの来賓の皆様が臨席し、盛大に皆さんの卒業を祝福するのですが、今般の事情により教職員と卒業生だけの式となりました。臨席できない方々の気持ちも合わせながら、私たち教職員一同、心より皆さんの卒業をお祝いします。 

 ただ今、卒業証書を授与しました196名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんの3年間にわたる努力と成長に敬意を表します。皆さんが卒業を迎えられたことはけっして当たり前のことではありません。皆さん自身の努力と保護者、家族、友人の無数の支えがあって成し得たことです。自信と誇りを持ってください。そして、自分を支えてくれた方々に感謝の気持ちを忘れないでください。 

 本日は臨席が叶いませんでしたが、卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝いを申し上げます。皆様には、本校の教育活動に対し、温かいご理解とお力添えをいただきました。厚く御礼申し上げます。 

 さて、今、世の中は新型コロナウイルスに関わる報道ばかりです。学校も臨時休校となり、スポーツなどのイベントも中止や無観客試合となり、不要不急の外出を控えるような事態となっています。日本のみならず、世界各国で、ウイルスの大流行を防ぐための対策をとっています。 

 ただでさえ先の見えない時代と言われる中で、最善の方策を模索しながら、人類は新たなウイルスと戦っている状況です。私自身もどのような対応がベストなのか答えを見いだせないまま、国や県からの要請を受け入れることしかできません。 

 正直なところ、大人も不安で、落ち着かないのです。さらに、マスクが高額で転売され、紙製品がなくなるとデマ情報があれば、すぐさまお店からティッシュペーパーがなくなります。行動が制限される中で、このような報道ばかりを見聞きしていたら、心が疲弊してきます。

 そこで、皆さんにお願いがあります。このような状況だからこそ、明るく過ごしましょう。元気に挨拶をしましょう。マスクを付けていても口角をあげて笑顔をつくりましょう。他人を思いやる気持ちを持ちましょう。少しは、ジョギングでも素振りでもして身体を動かしましょう。ゆっくり読書をしてすごしましょう。四月からやりたいことを書き出してみましょう。皆さんの元気で明るい姿と行動は、周囲の大人たちを勇気づけてくれるのです。これは、本当です。現に、今日、卒業生の皆さんが登校して、先生方はとってもいい表情をしています。今の状況を乗り越えて、新しい時代を築いていくためには皆さんの力が必要なのです。どうぞよろしくお願いいたします。 

 最後に、皆さんに「失敗の話」をします。 

 誰しも失敗した経験があると思います。私も失敗ばかりです。しかし、「失敗」は、「成功」の反対ではありません。「成功」の反対は、「何もしないこと」です。会社でも大学や専門学校でも、初めてのことをやれば、失敗はつきものです。失敗から多くの事を学んで成長してください。そして、「あなたの周りの人は、あなたの失敗を見ているのではなく、失敗した後、あなたがどう振る舞うかを見ている」ということを忘れないでください。 

 私たち教職員、そして在校生は、卒業生の皆さんからたくさんの力をいただきました。勉強・部活動・行事を頑張る姿、明るい笑顔、元気な挨拶、優しさや思いやり。毎日、毎日、たくさんの力をいただきました。ありがとう。 

 皆さんなら、就職する人も、進学する人も、自分の夢を追いかける人も、これからの人生、何があっても大丈夫です。「さとく、たゆまず、たくましく」生きていってください。皆さんのこれからの大きな活躍を心から願いまして式辞といたします。

 

 

1/9 3学期始業式挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 皆さん、2020年はどんな年にしたいですか。今年は、東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。昨年のラグビーワールドカップも大盛況でしたが、きっとそれ以上の盛り上がりをみせるでしょう。世界各国から大勢の人が来日し、競技を観戦しながら日本の文化を味わうでしょう。埼玉県でも競技が開催されます。世界中から東京や埼玉が注目されることを考えただけでもわくわくしてきませんか。

 唐突ですが、世界で最も話させている言語は何語だと思いますか。1位は中国語で13億7000万人、2位が英語で5億3000万人、3位がヒンディー語(インドの北部地域)で4億2000万人です。では、日本語は何位だと思いますか。日本語は、9位で1億2700万人です。意外とランキングが高いですね。日本語を話す人は、フランス語やドイツ語よりも多いのです。では、海外でどれくらいの人が日本語を学んでいると思いますか。2018年国際交流基金の調査によれば、世界142の国や地域で、3,846.773人が日本語を学んでいます。皆さんが英語を学習しているように、約400万人の人が日本語を学んでいるのです。きっと400万人の日本語学習者も、東京オリパラ大会を楽しみにしているでしょう。

 日本語学習者は漢字を学ぶことになりますが、彼らが最も難しいと感じている漢字の一つが、「生」です。意外でしょう。何と読みますか?「いきる」ですか?「うまれる」ですか?「せい」ですか?「しょう」ですか?実に読み方は、人名を含めると40以上もあるそうです。読み方が難しいのですね。日本語は、3つの異なる表記を持ち、一つの漢字が様々な読み方を持つ特殊な言語なのです。私たちは、そんな複雑な言語を自然に使えているのですからすごいですよね。

 「生きる」といえば、皆さんも授業で受けているジグソー法の研究発表大会がありました。そのパネルディスカッションの中で、前埼玉県教育長の関根郁夫氏がこんな話をしていました。「生きる意味って自分の中にはないのです。他者との関わり中で、集団の中で、自然や環境の中で生きる意味は見つかるものなんのす」。確かにそのとおりだと思いました。ある禅師は、「不生(ふしょう)」という言葉を一生大切にしたそうです。さくらの花は美しい。しかし、桜の花自体は美しく咲こうとは思っていない。うぐいすの音色は美しい。しかし、うぐいすは上手く鳴こうと何か工夫しているわけではない。人間も、善いことをしようとか、悪いことをしようとか分別の心を持つ必要はなく、あるがままに生きればよい。これが不生(ふしょう)という言葉の意味です。私は、最近、この言葉の深い意味に助けされることがしばしばあるのです。

 高校生の多感な時期は、あれこれいろいろと悩みます。生きる意味を考えようとします。善いことをしようと思う時もあれば、ぐれたいと思う時もあります。答えの出ない問題に悩んでいる時は、不生(ふしょう)という言葉を思い出してください。皆さん、あるがままに生きればよいのです。

 3年生の皆さん、登校できるのも20日余りです。4月からは、就職や進学で新しいフィールドでの活躍が待っています。宮高での一日一日を大切に過ごしてください。2年生の皆さん、現3年生がこの一年どのように進路を決定してきたか、先輩からしっかり話を聴いてください。皆さんが進路を考えるのは、まさに今です。1年生の皆さん、すっかり高校生の顔つきになりました。これから宮代高校をますます成長させるのは皆さんです。よろしくお願いいたします。令和2年も宮代高校One Teamで行きましょう。